女子大で、インカレではなく超真面目なサークルに所属していたので、大学時代に飲み会というものに行ったことはあまり無い。
サークルでは飲み会では無くお茶会が開催されていたし、友達とも可愛いカフェなどで食事をしていた。
しかし、社会人になると飲み会は避けられない。
歓迎会、送別会、決起会などなど、社会人は理由をつけて酒を飲もうとする。
飲み会好き派にも色々理由があるだろうが、飲み会嫌い派の嫌いな理由を書く。
なお、ここで言う飲み会とは、友人たちとの個別の食事会の中でお酒を飲むことではなく、主に会社の年中行事として大人数で開催される宴会のことだ。
飲み会が嫌いな理由6つ
入社後初の飲み方で疲弊した
新卒で入社した会社は体育会系だった。
入社後の飲み会で「新人は食べてないでビール持って回るんだよ!!」と女性役職者に指示されたときは衝撃を受けた。
立食タイプをとる会社だったので、複数の円卓に集う様々な社員のグループの中に順番に入って行き、自己紹介しつつ酒を注いだ。
そもそも人に対して距離をとりたい、かなり信用出来ると思わないと心を開かないタイプなので、仮面をかぶりつつ興味のない話を聞き酒の減り具合を確認することに疲れてしまった。
今ならもう少し適当にできるだろうが、入社後すぐはそれはもう気を使った。
それに疲弊し、飲み会というものへの嫌悪感が生成されてしまった。
酒がおいしくない
今まで一度も酒が美味しいと思ったことがない。全てアルコール消毒にしか感じられない舌なので仕方がない。
付き合いで飲む時も炭酸は苦手なので飲める種類は少ない。
甘いカクテルや梅酒の水割りなどは飲めるが、だったらカルピスで十分だ。
そもそもジュース自体もあまり飲みたいと思わないので水でいい。
「お酒弱いの?」と聞かれるが酔うほど飲んだこともないので弱いかどうかすら分からない。
ただただ美味しくないというだけだ。
居酒屋が嫌い
居酒屋自体が好きではない。
もちろん全ての居酒屋ではないが、会社主催で行われる飲み会の会場は往々にしてうるさく、汚く、料理も美味しくなく、そのくせ高い。
たいしたものは食べてないのに5000円など徴収されると本当にゲンナリする。
その5000円で今半のすき焼きでも食べに行った方が100倍良い。
また、わたしは声が小さいのでガヤガヤうるさい居酒屋だと人とうまく話すことができない。
酔っぱらいと話したいこともないが、酒も飲まずにうるさい空間でただ座っているだけとなり、楽しいことは何もない。
酔っぱらいとのテンションの違いに疲れる
はたから見る限り、人は酔っぱらうとテンションが上がり楽しくなることが多いようだ。
対してわたしは生来テンションは低めのタイプで高い人たちとは壁を感じているので、酔っ払いとの壁は高すぎる。
周囲は楽しそうに盛り上がっているが自分だけ引き攣った作り笑いを浮かべることとなるし、作り笑いは顔も心も疲弊する。
「飲みニケーション」などということばもあるが、個人的には酔った状態で社内の人と行うコミュニケーションに意味は感じない。
有難いお話をしてくれるのはいいが総じて自分が気持ちよくなっているだけのことが多いし、コミュニケーションをとるなら社内の業務中、もしくはランチで酒が入っていない状態がよい。
帰宅が遅くなる
東京郊外暮らしのため、都内から帰宅すると1時間以上かかる。
加えて、過去にブログに書いたように暗い夜道は歩きたくない。
楽しくない時間の後に危険を感じながら帰宅することで、ストレスが二重にかかる。
\夜道は歩きたくない理由/
セクハラが発生する
このご時世、信じられないような話だが、事実として飲み会ではセクハラが発生する。
酒は人の欲望を抑えられなくしてしまうというが、本当のようだ。
後から謝られたこともないのでセクハラ惹起者がセクハラをしたことを覚えているかは知らないが、こっちは1ミリも酔っていないのでいつまでも語り継ぐ。
セクハラとはまた違うが、強い酒を飲ませてどうにかしようとするダサ男も少なからず存在する。
自分の話術やカッコ良さでこちらを酔わせてほしいが、それが出来ない奴の最悪の手法である。
もう飲み会には行かない
以上が飲み会が嫌いな理由だ。書いてみたら6つも理由があっておどろいた。
2019年末の忘年会で、高額な会費を徴収されたにも関わらず料理がしょぼく、某テーマパークのチケットや高級食材などといったゲームの景品が他人に渡るのをみて、もう絶対行かないと決意した。
一応転職一年目なので気を使って参加したが、もう十分だろう。
しかしその後飲み会が開催されることはなく、コロナ禍の中で唯一のよかったことだ。
もちろん飲み会が好きな人に対しては人生においてわたしより楽しむ選択肢が多いという点で羨ましいし、「いいねいいね!楽しんで!」という気持ちなので、アフターコロナではぜひ好きな人たちだけでエンジョイしてほしい。