2017年1月、オーストリアの首都ウィーンへ旅行した。
この半年後に再び行くことになるくらい、ウィーンは良い場所だった。何回でも行きたい。
ウィーン宿泊予約と事前準備
今回の旅行はとにかく優雅に過ごしたかったので、五つ星ホテルへの宿泊と、飛行機はビジネスクラスにしたいとHISのカウンターのお兄さんに相談した。
たくさんの素敵なホテルがあったが、一番心惹かれたザッハトルテ発祥の歴史あるホテル、ザッハーを選んだ。
超普通のOLにとって思ったよりもビジネスクラスは高かったので、ビジネスとエコノミーの間のクラスになるプレミアムエコノミーというもので飛行機は予約した。
パッケージではなく飛行機とホテルを別々に取った方が安かったので、HISのお兄さんに手配してもらった。
事前準備として最低気温マイナス10度になることもあるという真冬のウィーンに備えるため、防寒着を購入した。もこもこのダウン、ユニクロの極暖ヒートテック、180デニールのタイツ2枚重ね、変なかたちのニット帽と防水ブーツで臨むことにした。
JALビジネスクラスへのアップグレード
成田空港でJALのチェックインをして荷物を預けに行くと、カウンターのお姉さんにビジネスにアップグレードされていると知らされた。プレミアムエコノミーが満席になったからとのことだったが、そんな目に合うとは微塵も想像していなかったので、とても驚いた。旅行の開始からかなり幸先が良い。きっと素敵な旅行になるだろう。
ビジネスクラスに搭乗すると、今までの飛行機体験はなんだったのかというほどの、至れり尽くせりだった。
機内食も美味しく、シートは広く、モニターも大きいので、映画を見ながらご飯を食べて、眠くなったら180度シートを倒して寝た。
今回は棚ぼた的なラッキーだったけど、金があればこんな体験ができるのか....と思った。
2017年当時はウィーンへの直行便がなかったので、フィンランドのヘルシンキで乗り継ぎした。乗り継ぎまで少し待ち時間があったが、ヘルシンキ空港は綺麗で居心地が良かった。
ウィーンに到着
ホテルザッハーへ
ヘルシンキから数時間でウィーン国際空港に到着した。
空港からはシティエアポートトレイン(cat)という電車でウィーン中心部のウィーンミッテ駅へ直行16分で行くことができる。この電車は綺麗だし、ウィーンミッテまで直行なので乗り間違いもなく安心だった。
ウィーンミッテからは地下鉄でホテル最寄りのカールスプラッツ駅へと向かう。ウィーンの地下鉄は分かりやすい。
カールスプラッツから徒歩3分ほどで、ホテルザッハーに到着した。
ホテルの隣には、オペラ座が輝いている...。
緊張しながらフロントでイケメンのホテルマンにカタカナで「チェックインプリーズ」と言い、手続きをしてもらった。
天皇、皇后陛下の写真が目立つところに飾ってある。他にも世界中の著名人がずらり...。
ザッハーの客室内部
お部屋はスタンダードなタイプで、内装はピンクが基調になっていてかわいい。
ザッハトルテのミニサイズもお部屋に用意してくれている。
部屋に置いてあるこのチョコレートが信じられないくらいおいしくて、毎日用意してくれてるので大喜びで食べた。ウィーン滞在中で一番美味しかったかもかもしれない。
ホテル内で買えるのかが分からず、手に入れられず....残念。
ちなみにわたしは英語(もちろんドイツ語も)はまったく喋れない。日本の義務教育レベルの語彙力で海外旅行を乗り切っている。
英語が喋れればホテルの人にこのチョコレートは購入できるのか聞けたのだが、それは難易度が高く無理だった。この剥き出しのチョコレートを持ってフロントに行き、「あいうぉんでぃすちょこれいっ」などと言えばよかったのかもしれないが、もし伝わらなかったらと思うと勇気が出なかった。
大学まで必修で英語はあったが、割と真面目に授業受けても結局中学レベルから英語が上達しないのが不思議だ。あの時間はなんだったんだ。どうにかしたほうがいい。
カフェモーツァルトでディナー
一通りホテルを楽しんだあとは夕食へ向かう。ガイドブックで調べて、ホテルの真横にある「モーツァルト」というカフェに行ってみた。カフェモーツァルトは映画「第三の男」にも出てくる有名なお店らしい。
お腹が空いたのでチキンシュニッツェルを注文した。これがすっっっごくおいしい!!
癖がなくて、油っこくなくて、揚げたてのさくさく。じゃがいももやわらかくておいしい。一心不乱に食べた。
昼に撮ったカフェモーツァルトの外観はこんなかんじ。
シェーンブルン宮殿見学
2日目は朝から地下鉄でシェーンブルン宮殿の見学へ行く。シェーンブルン宮殿はハプスブルク王朝の夏の離宮だったらしい。
ハプスブルク家といえば、マリーアントワネットだ。そしてマリーアントワネットと言えばベルサイユのばらで、わたしはかなり胸が熱くなっていた。
天気が良くてきれい。人はまばらだった。
遠くに見えるのはグロリエッテという建物だが、雪で丘を登れなさそうだったので今回は行かなかった。
シェーンブルン宮殿の外観。内部は写真撮影禁止となっている。
カイザー・パビリオン
ブランチとして宮殿敷地内にあるカフェ、カイザー・パビリオンに入った。皇帝が窓から動物を見ながら食事をした場所らしく、さすが豪華絢爛な内装になっている。
食事は観光地っぽい感じだった。決してまずくはないが、やはりモーツァルトのシュニッツェルの美味しさは段違いだった。
シェーンブルン動物園
さらに、敷地内には動物園もある。Wikipediaによると、1752年設立、世界で最も古い動物園らしい。
入ってみると、哺乳類はあまりいなかった。動物も人間も少ない。
いてもこういうシカみたいなやつか、または鳥だ。
あとは、やばいかんじのオットセイ。体重を計っていた。
お昼寝するコアラがかわいい。
そして、パンダの赤ちゃん二匹。さすがにこのパンダの前には人が多く集まっていた。
母パンダと子パンダ。可愛すぎる。
ウィーン旧市街散策
アプフェルシュトゥルーデルを食べてみる
その後はシェーンブルン宮殿から市内に戻ってホテル近くのカフェで休憩した。どこに入っても素敵だ。
ウィーン風アップルパイ、アプフェルシュトゥルーデルを注文した。甘さ控えめでとっても美味しい。
馬車でウィーンの雰囲気に浸る
カフェのあとは市内散策へ繰り出す。
ウィーンは行きたい場所がぎゅっとまとまっていて、観光しやすい。ホテルの立地もいいので疲れることなく楽しめる。
観光客向けだが馬車も走っている。旧市街の街並みにパカパカいう足音が響いて、旅情を掻き立てられる。乗ってみたかったが、今回は時間が無く断念した。
デメルでお土産選び
ハプスブルク家御用達、日本でもお馴染みのデメルでお土産を選んだ。店内に並ぶ商品が本当にかわいい!!何周も何週も店内を回り、商品を選んだ。
この写真はすみれの花の砂糖漬け。わたしが一番好きな花のすずらんのパッケージで、見た目が可愛すぎて一目ぼれ。日本では輸入できるときのみの不定期の取り扱いなので、わたしもウィーンで初めて見ることができた。
デメルの定番商品、ねこの舌のかたちのソリッドチョコレート。パッケージの色もかわいい。
国立オペラ座でオペラ観劇
夜は、世界三大オペラ座のひとつ、ウィーン国立オペラ座へオペラを観に行くことになっている。オペラ座はホテルの真横なので夜でも安心だ。
日本からも予約ができるので、事前に舞台真正面の二階席を予約して行った。
事前にネットであらすじを調べてみたがなんとよく分からなかった。これは実際に見てみるしかない。
席に着くと、オペラはドイツ語なので英語訳が座席についているモニターに流れるようになっている。ドイツ語も分からないし英語も分からない。あまり言いたくないがほぼずっと寝てしまった。予約してくれた親友にも申し訳ない。完全に失態だ。
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