ステイホームでおじさん化したので女に戻るまでにかかった金額を算出してみた

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昨年、2020年4月から5月にかけて発令された緊急事態宣言中のステイホームで家族以外には誰とも会わない日々の中で、いちばん笑ったことは自分の顔のおもしろさだ。

妹はわたしのふいの表情を写真に撮ってやばさ加減を楽しむという趣味を持っているが、その写真を見るとまあひどくて自分でも笑ってしまう。

後ろに一つに束ねた髪は世捨て人ふうの趣を醸しているし、むくみで膨れたまぶた、法令線とゴルゴ線がくっきり出た顔面は年齢どころか性別すら判別できない。

一番近いのはおじさんかな、というかんじだ。おじさんの中でもなんとなく芸人という気がする。

おじさん化の経緯

想像だが、誰にも会わず人目にふれないでいると劣化が早まるように感じる。

人に会わないことで諸々のケアへの油断が生まれたり、おしゃれや化粧をしないので自分が女であるという意識が弱まるためだろうと思う。

また、圧倒的に言葉を発する機会が減っているし、他人とのコミュニケーションのために表情を作るということもしなくなったので表情筋の衰えも大いに関係している気がする。

 

女に戻るためにかかる月額の金額

そんなステイホーム期間の在宅勤務が明け、オフィスへの出社に切り替わる際にどれだけお金を使ったか、1ヶ月単位の金額を試算してみる。

【まつげサロン】¥10,000

まつげサロンで行うまつげエクステは数年間継続しているが、緊急事態宣言中は会社にも街にもどこにも出かけなかったのでサロンには行っていなかった。

飲食店だけではない、美容サロンも相当大変な状況だろう。

まつげエクステが抜けるとまつげの生え際は毛のない荒野となり、男みが増していた。

まつげのカールや存在感って女性らしさを出すのに重要なんだなあとしみじみ感じる。

また、まぶたが重めのタイプなのでまつ毛エクステでまぶたを無理やりこじ開けているのだが、その助けが無いと目元がかなり怪しくなる。

わたしの場合、1回のまつげサロンにかかる費用は約10,000円で、宣言明けは月に一度のサロン通いに戻している。

 

【眉毛サロン】¥5,000

マスク生活で晒す部分は目と眉だ。目と眉が顔の印象の全てになると言ってもよい。

いい機会だと思い初めて眉毛サロンに行ってみることにした。

眉毛サロンと言えば有名なのは『アナスタシア』だ。

アナスタシアは、その人の顔全体のバランスを見て最適な眉のかたちを提案してくれるという。

サロンに着くと、まずアナスタシアのお姉さんがわたしに合う眉をがっつり書いてくれる。

お姉さんが言うには、でこから眉、眉から鼻穴、鼻穴から顎までが1:1:1の均等のバランスになっていると美しく見えるらしい。

「そのバランスに合わせるとおでこが狭いので、広くなるように眉を整えますね」とのことだったが、わたしはでこが狭いのではなく顎が長いのだ。

下部分が長いことは分かっていたが困らせると思い口には出さなかった。

お姉さんが言う最良な形に一旦眉を書いてもらい、そこからはみ出した部分をワックスでビリっと剥がす。

脱毛ワックスは初めての経験だったがまぁまぁ痛い。

容赦なく剥がされていき、自眉を整えたあとに眉の書き方を教えてくれる。

ポマード、ペンシル、コンシーラー、眉マスカラと多彩なアイテムを使用して仕上げてくれた。

使ってくれたコスメは購入できるが、強引な感じはなかった。

ポマードはなかなか他にはないアイテムだったので購入してみた。

このように形を整えるのは私の場合絶対に自分ではできないので、行ってよかった。

 

【シワ改善クリーム】¥7,000

30歳になった歳というのも関係あるのだろうか、法令線とゴルゴ線が急に濃くなった。

ゴルゴ線とは漫画「ゴルゴ13」の主人公ゴルゴの作画に見られる目頭から斜め下に向かって伸びているあの線だ。

マッサージや顔ヨガなどもやってみたが、直接肌にのせるスキンケア用品でも対処できないかと考えた。

調べたところPOLAのリンクルショットというシワ改善クリームの口コミがよかったので購入してみた。

継続して使用しているが、シワが薄くなっているのかは未だよく分からない。

POLAのサイトに研究者の人が出ていて、その人は自分の法令線の片側にリンクルショットを塗り、もう片側には塗らないで10年間過ごすという自らの顔面を使った実験を行っていた。

その結果は一目瞭然で片側の法令線は明らかに薄い。

これを見ると継続して使い続けることが必須だと感じる。

約14,000円のリンクルショットは法令線、ゴルゴ線の2部位に使って2ヶ月持つので、1ヶ月7,000円となる。

 

【美容院】¥5,000

見た目が与える印象の中で髪もかなり重要で、ツヤの有無やまとまりは女性にとっては要調整項目だと思う。

パーマを含めて1回に約20,000円の美容院に4ヶ月に1回程度行くので、1ヶ月5,000円となる。

 

総括

1ヶ月にかかる金額は27,000円となった。

つくづく思い知ったのは、わたしが女として体裁を保つためにはお金がかかるということだ。

もちろんそんな金をかけなくてもきちんと女性として生きている人も大勢いるだろうが、わたしの場合は気を抜くとすぐにおじさんになってしまう。

もし自分が男として生まれて本物のおじさんとして生きていたとしたらこのお金を何に使っていたんだろうとよく考える。

男だったら車とかバイクとかに興味を持って購入したりしたんだろうか。

宣言解除後の出社時に以前のようにスカートを履きファンデーションを塗りアクセサリーをつけることに何故か違和感を感じ、女であることが遠くに行っていたのだなと思った。

自分の性別がこんなに簡単に曖昧になるなんて、今まで知らなかった。

ちなみに2021年2月現在は第二次緊急事態宣言中ではあるが、なぜか今回は週に一度程度はオフィスに出社しているので、昨年よりはまだおじさん化は進んでいない。