小学校1年生だか2年生のとき、ともだちのミーちゃんにいじめられていたことがあった。
ミーちゃんは小さくて、目がくりくりで可愛くて、クラスは違ったけど一緒に学童に行っていて、家も近かった。
最初はふつうに遊んでいたけど、いつの頃からか陰でつねられたり命令されたりといった諸々が始まりいじめられるようになった。
多分わたし以外はいじめてなかったと思う。
わたしはしばらく耐えていたけど、なにかの拍子で母親に打ち明け、母親がすぐにミーちゃんのお母さんに電話をし、その日からミーちゃんとの付き合いはなくなった。
話すことはなくなったけど、それ以降何回か学童で靴がなくなることはあった。
ミーちゃんのお母さんとお父さんは確か離婚していて、お兄ちゃんと弟がいた。
お兄ちゃんは学童で一緒で、わたしにも他の人たちにもとても優しく親切だったのをよく覚えている。
母親にも「お兄ちゃんは優しいのに」と申告し、母親がミーちゃんのお母さんにそれを伝えると「男の子は優しい方がいいと思って、周りに優しくしろと言っています」と言っていたらしい。
20年も前の話なのでいじめられたことには特に感情もないが、なんであんなことをしたのか、聞いてみたかったなと思う。
わたしの何かがミーちゃんの気に障って、いじめられずにはいられなかったのか。
何かストレスがあって、それを発散する方法がほかになかったのか。
ミーちゃんはその後すぐに転校してしまって、今となっては何もわからない。
でも、あんなに小さい6歳とか7歳の女の子が他人を攻撃し顔を歪めていたのは悲しいことだなと思う。
ミーちゃんのその後の人生が人をいじめることもいじめられることもなく過ごしているといいなと思う。
\超能力を使った思い出話はこちら/