会社の後輩の様子がちょっとおかしいので困っている

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会社の後輩の様子がちょっとおかしい。

見た目はスラッとしていて、清潔感があり可愛らしい顔立ちだ。

入社面接をした上司が「いい感じの人だよ」と言っており、たしかにおじさんへの印象はいいだろう。

性格も明るいタイプで、愛想も良い。

同じ中途でわたしの数カ月後に入社しており後輩と呼べるのかは不明だが、他に何と呼べばいいのかも分からないので便宜上後輩と呼んでいる。

最初に感じた違和感

仕事以外で「ん?」と思うちょっとした違和感がまずあった。

ランチ中の雑談で「彼氏はいないが今すごく欲しいかと言うとそんなこともない」という話をしていた。

後輩は、お前ヤバイよと言わんばかりに「結婚、諦めないでください!」と励ましてくれたが、別に今は彼氏がめちゃくちゃ欲しいわけではないというだけで、結婚を諦めてはいない。

結婚への夢破れたアラサーに仕立てられたようだがそもそもまだ何のアクションも起こしていないので諦めるも何もない。

そのようなことが何度かあったが、その時点ではちょっと話の行間を読むのが苦手なのかな、としか思わなかった。

しかし一緒に仕事をしてみるとどうも様子がおかしいことに気がついた。

 

毎日誤字脱字を発生させる

メール等での誤字脱字変換ミスがほぼ毎日散見される。

例えば「アジェンダ」が「アエンダ」になっていたりというような、メールを送信する前に一度読み返せば気がつくような単純な変換ミスだ。

何度か「送信する前に読み返して確認しようね」と伝えているが一向に減らない。

送ったあとも自分で確認するということをしないので、誤字脱字が多いことすら気がついていない可能性が高い。

変換ミスならまだしも、メールの宛先の名前を思い切り間違えていることもあった。

鈴木さん宛のメールで内容も鈴木さんに向けたものだったが、なぜか本文に「佐藤さんへ」と書いており鈴木さんは困惑していた。

これも本人は気がついていなかった。

また、山田さんへのメールの文章内に、「山田にて確認いただけるとのこと...」と、宛先本人を呼び捨てにして送信していたこともあった。

これはさすがにレベルが違うのでわたしも驚き、すぐに後輩に伝えた。

後輩は自分でも驚いており、山田さんに謝罪していた。

その他、A社についてのメールの件名にB社と書いてしまう会社名の間違いや、添付資料の貼り間違いも多い。

毎日なにかしらは「これ違うよ」と指摘している。

 

メールを全て確認できない

どうやら受信するメール全てを読めていないようだ。

隣りの席で後輩のPCをちら見すると、メールボックスの中に未読マークのメールが大量に存在している。

問題はメールを確認しないので業務の依頼をスルーすることだ。

後輩が担当している業務の依頼メールに、翌日まで返信をしていなければ声をかける。

わたしは、手帳にメモをし後輩が返信をしたかどうかを翌日まで確認しなければいけない。

そんなことしたくはないが依頼主が困るだろうし、放置されることでこちらにまでとばっちりが来る可能性もあるのでやむを得ない。

翌日の昼頃まで待ってから「このメールの件、大丈夫そう?」と声をかけると、だいたい「まだメールを見ていませんでした」と言う返事がくる。

事務職のため一日中PCの前に座っているわけで、なぜメールを見れないのかは到底分からない。

ちなみに1日にくるメールはせいぜい100通前後だ。

もちろんメールは確認するようにということやフォルダ分けをするようになどとは伝えているが、それでも全てには目を通さないようだ。

 

ナチュラルに失礼な行動をする

内勤の事務なので社用の携帯は持っていないため、在宅勤務中はメール以外ではチャットでのやり取りとなる。

ある日後輩は出社、わたしは在宅勤務の日のことだ。その日オフィスに出社しているのは後輩と上司だけだった。

業務中、後輩からチャットで疑問点について質問があった。

チャットだからということもあるが要領を得ないので、こちらからいくつか確認をしていた。

わたしからの確認と後輩からの返答のやり取りのなか突如後輩から、「上司が会議から戻ってきたので聞いてみます」との返事がきた。

なんと、自ら質問をしながらやっぱり要らんとぶった切ったのだ。これには驚いた。

恐らくわたしがスパッと答えを言わなかったので、直接上司に聞いた方が早いと思ったのだろう。

確かにその通りだろうが、あまりにも失礼だと感じた。

こちらは自分の業務を中断して時間をとって確認をしていたのに、だったら最初からチャットで聞かず上司の戻りを待っていてくれよと思った。

わたしはささやかな抗議の意を込め、「上司に聞いてみます」には返事はしなかったが、後輩は何も感じてはいないだろう。

これはほんの一例で、日々色々なことが起こっている。

本人は自分が失礼なことをしているという自覚がないだけで悪気はまったくない。

難しいのはこの点で、例えば先輩に敬語を使わないだとか明らかに失礼な言動であればきちんと注意ができる。

だが今回のような人と人とのやり取りの中での気遣いについては、ニュアンスを伝えるのが難しい。

後輩は失礼だとは思っていない事柄について指摘するわけなので、伝え方を考えないと相当なショックを受けてしまう可能性もある。

こういったことを伝えるべきなのかも分からないが、わたし以外の他の人に同じことはしない方がいいと思っている。

今はまだ可愛らしい20代なので許されている場面もあるだろうが、このままおばさんに突入したら本人に悪気はないのに嫌われ者になるのではと心配している。

なので、上手く伝えたいがなかなか難しい。

 

どうしたらいいか分からない現状

そんな状況なので、当然後輩の業務の進行は遅く、残業も多い。

残業時間が膨らんだので仕事を手伝って欲しいと頼まれることもある。

その他、後輩への諸々の指摘事項や確認事項に時間をとられ、自分の仕事が思うように進まなくなっている。

仕事を教えること自体は数カ月ではあるがわたしは先輩なので当たり前だ。

だが、普通なら発生しない無駄な時間を取られていることにストレスを感じている。

上司や同じチームの先輩とは定期的にミーティングの時間をとり、最近の後輩の状況の情報共有や後輩にどのように業務を教えていくかといったことを話し合っている。

しかし経験豊富な上司であってもどうしたらいいのか頭を抱えていて、なかなか状況は改善しない。

わたしも今までの人生で出会ったことがないタイプなので、どうしたらいいかわからないまま時間がすぎている。

アドバイスがあれば是非いただきたい。

いま分かっていることは、後輩がもし先輩だったらもっと大変だっただろうなということだけだ。