気がつけば会社勤めも10年目に差し掛かろうとしている。内勤の事務職で、無駄口は叩かず静かに勤務しているが、同僚の振る舞いに内心穏やかでないことも多いのが実情だ。
様々な人が働いている以上しかたがないのかもしれないが、会社ではマナー違反だろうと思う行為についてまとめる。
会社でのマナー違反6つ
出勤時に手洗いをせずに入室
満員電車で通勤してきて、つり革や手すりに触っているかもしれない手を洗わずにオフィスに入ることが信じられない。その手で共有備品を触り、郵便物を手渡してくるなんて考えたく無い。
女性は化粧室で身支度を整えてから入室する人が多いのでそこで手を洗うが、そんなことをしているおじさんはほとんど見たことがない。自席で消毒液を使っているのだろうか。
宅配便の段ボールをデスク上に置く
これをされるともうほとんど発狂してしまう。早急に段ボールを床に下ろしウェットシートで拭きあげるようにしている。
配送会社では段ボールを床に直置きしているので、つまりは段ボールの底面は床と同じだ。自分のデスクに置くのは勝手だが他人のデスクを床と同じ状態にする行為は完全にアウトだと思う。
段ボールは通行の邪魔にならないようにデスクの足元に置いて欲しい。わたしはふせんに「○○から届いた段ボールを足元に置きました」と書いて机上に貼っている。
キーボードのカタカタ音
PCのキーボードのタイピング音がやたらとうるさい奴にはこれまで3人ほど遭遇したことがあるが、総じて仕事ができない。
恐らく、周囲への迷惑を察することができない人間だからだと思う。自分のタイピング音がうるさいことにも気がつけない、客観性が欠如した奴が気を使った仕事ができるはずはない。
カタカタと音だけは一丁前だが、何をそんなに熱心に打ち込んでいるんだろうと疑問だ。
異性への業務以外の連絡
これは就業規則で禁止してほしい。社内恋愛が無くなってしまうのかもしれないが、せめて1回手応えが無ければそこで察してほしい。
何回既読無視をしてもLINEを送り続けてくる既婚者がいて、ウザイを通り越して恐怖だった。返信しないとしても、通知を見て「また来たよ...」とゲンナリする一連の流れは必要になってしまうわけで、業務時間外にいったい何の時間を取られているんだよと思う。
仲の良い間柄ならともかく、ただの同僚をランチに誘うことも相手の様子をうかがわないといけないので難しいなと思う。
LINEで5回断ってもまだ昼飯を一緒に食べたがる同僚の男のことはランチご一緒寂しがり妖怪と呼んでいる。こっちは休み時間に話したいことはないし食べ終わったら本を読みたいのだ。飯くらい一人で食べてほしい。
相手の立場に立って考えることができない、想像力の無い人は少なくないなとつくづく思う。
定時直前の業務依頼や質問
定時間際に「急ぎでお願いします」「質問させてください」などと連絡してくる人は老若男女問わず一定数いる。
自分は時間外勤務をするつもりかもしれないが相手がそうとは限らない。必死で業務を調整し終わらせていて、定時退社後に大事な予定があるかもしれないのだ。
突発的なトラブルへの対応などであれば理解できるが、そうでなければ定時直前の連絡は控えるのが他者への礼儀だし、社会人として当然だと感じる。
うわさ話を広める
火の無い所に煙は立たぬと言うが、火どころか豆電球ほどの熱量であっても知らぬ間にくすぶっていることが会社ではままある。
同じ課の先輩から、「同じ部のSさんと付き合ってるんだよね?」と聞かれたことがあったが、Sさんの連絡先も知らないし業務で関わったことすらない間柄であった。偶然帰り道が一緒になったとかランチをしたということも無く、同じ部署と言えどほとんど他人である。
それが、誰から聞いたか付き合っていることになっているのだからうわさ話というのは当てにならないと心底思う。この話については豆電球ですらない、完全なる無から生み出されたうわさだ。
想像だが、ざわざわしたオフィスで誰かが話していることが断片的に聞こえて勘違いしたり、町で見かけたと思っても人違いだったりということがあるのだろうと思う。
うわさ話も当事者の耳に入ると本人は少なからず動揺するものである。大人である以上、会社では本人から見聞きしたこと以外の事柄を他人にぺらぺらと吹聴するべきではない。
まとめ
以上が私が思うオフィスでのマナー違反だが、特に誰かから言われたことでも無い。感じ方には個人差があるため、一概にマナーとは言えないのかもしれない。あくまで一つの意見である。
学生時代は感じていなかったが、どうやらわたしはわりと潔癖で神経質な部分もあるらしいと働き出してから気がついた。
自分の鞄の中にはゴミクズや飴などが散乱しているが、会社の資料棚がきちんと整理されてないとイライラして一人で整頓を始めたりする。我ながら一貫性が無い。
今回まとめたことも気にならない人は気にならないのかもしれないので、あまり気にするタイプもただ生きづらいだけで損である。
親友の神崎も、社会人の電話マナーについて書いていた。こんな非常識な奴も社会には生息していると思うと恐ろしい。記事の結論が本当に悲しいが真理だと思う。