先日、30歳になった。
若い時みたいに、魚民でテレビを見ながらダラダラしたい。公園で歌いたい。連れ立って教科書抱えて教室移動したい。深夜から集まって花火がしたい。
30歳独身彼氏無しであるわけだが、20歳くらいのときに「何歳で結婚したい?」と質問され「わからないけど30歳は過ぎると思う」と答えていたことを思い出す。
理由ははっきりわからないが、20代で結婚している自分が想像できなかったし、20代で結婚したいともあまり思っていなかった。
これはただの直感だったけど、こういった直感はやはり当たる。
進学した大学は第一志望では無くて、受験の時に初めて訪れた。構内を歩いた時、「ここに通う気がする」と感じてその通りになった。
入学式で見かけたサークルの活動を見て「ここに入ろう」と決めたのは人生で一番の英断だった。
新卒で入社した会社は、「ここでいいのか...?」と思いながら入ったがやっぱり良くなかった。これは他に採用してもらえなかったから仕方がない。
そんなかんじでほぼ予想通りの30歳なわけだけど、20歳頃と比べて変わったな、と思うことがいくつもある。
30歳になって変わったこと
太った、そして老けた
10代の頃はどちらかというと痩せ型だったと思う。
崩壊は高校時代に始めたクレープ屋のバイトからだ。
クレープ販売小屋みたいなところに隔離されていて、1人が多かったのでクレープを自分で作って死ぬほど食べていた。
クレープ屋が潰れてからはなんとステーキ屋のアルバイトを始めた。
店長がいない時はビュッフェみたいなものだった。
キッチンのお兄さんがフィレステーキ、ハンバーグ、エビフライ、フライドポテト、そして大量のパンを好きなだけ焼いてくれた。
20歳くらいじわじわと体重が増え、10年間でプラス5キロくらいだろうか。
恐ろしいのは、中途入社前の健康診断のときの体重から、入社した半年後にプラス3キロしていたこと。
体重は増えるのは簡単なのに減らすのが大変で自分のからだがうらめしい。
そして体重よりもさらに衝撃なのが、老けること。
30歳になった日に鏡を見たら、目頭から頬の下にかけてゴルゴ線が出現していて驚き、「ギャッ」と声が出た。
加えてほうれい線も深くなっている気がする。
まだこれから婚活等控えている身なのに、こんなことではお先真っ暗だ。
毎晩YouTubeでほうれい線解消マッサージを3つくらい見て続けている。
本を読まなくなった
幼少期から一番好きなことは本を読むことだった。
大学も行きたい大学というよりは日本文学科に行きたくて受験した。
それが、ここ5年くらいだろうか、まったく読まなくなってしまった。
以前は、通勤の電車の中、休憩時間、休みの日も読んでいたのになぜだろう。
TwitterとかInstagramを徘徊する時間が増えてしまったのか。
Netflixやアマプラの視聴が本を読む時間に代わってしまった部分もあるかもしれない。
たまに本屋に行き、好きな作家の本は買うが何冊も積ん読となってしまっている。
しかし変わらず漫画は電子書籍で読んでいる。
怒りが増えた
満員電車を使い、仕事をして疲れ、ストレス発散できる機会も少ないからか、格段に怒りが増えたような気がする。
主に電車の中の、座席で脚開きジジイ、座席で肘はりジジイ、くさいジジイ、ぶつかってくるジジイ等に対して毎日毎日怒っている。
親友が「甲冑を着て電車に乗りたい」と言っているのに本当に共感して、ジジイの中で甲冑を着た自分をよく想像している。
悲壮感が濃くなった
この歳になると、悩みが重い。
大学生の時、悩みについてのブログを日々書いていたけど、ほとんどが彼氏が優しくないだとか会えないだとか、片思いがツラミだとかで、振り返ると青春の1ページでしかない。
今の悩みは悲壮感が漂いすぎてて気軽に人に言えない。1人でどうにかするしかない。
30歳の目標
色々変わってしまうことがある中で、30歳になる今年立てている目標は以下の7つ。
・飲み会を断る
・貯金する
・マイナス5キロ、腹痩せる、お菓子減らす
・自分をババアがらない30歳になる
・友達を大切にする
貯金と飲み会を断るという目標は、このコロナ渦で図らずも達成出来ている。
ダイエットについてはなかなか難しくてすぐにフラペチーノを飲んだりしてしまうけど、毎日のストレッチくらいは続けてじわじわと体重を減らしたいと思う。
最後ふたつが重要で、まず今、ただ若いだけでチヤホヤされる時間は終わりつつある。
これからは勝手に枠組みされる様々なカテゴライズは無視して、かろやかに生きたい。
そして、今でも仲良くしてくれる友達をなにより大事にしたい。
不安な世の中だけど、できる限り一緒にいられる時間が作れるといいなと思う。